2013年7月29日月曜日

DPAのクリアサウンドの秘密(軸外特性について)

DPA 4011A (単一指向性マイクロホン)
DPAの指向性マイクロホンは、ワイドカーディオイドからショットガンまで多様な製品をラインナップしていますが、いずれも極めて滑らかで自然な軸外特性を備えており、指向軸上はもちろん、指向軸外でも優れた音質が得られます。


例:単一指向性マイクロホン"4011A"の軸上(0度)、軸外(30/60/90/180度)特性
指向性マイクロホンの周波数特性は軸上(0度)ではフラットでも、軸外(30/60/90/180)ではフラットとは限りません。これは、側面および背面からマイクロホンに入る音が、多少とも色付けされるためです。これを「カーテン効果」と呼びます。たとえ側面および背面からの音が減衰しても、やはり全体の音に影響し、音の明瞭度や忠実度が低下します。したがって、マイクロホンを選ぶ場合は、自然な軸外特性を備えた製品を選ぶことが重要です。


指向性マイクロホンにおいてDPAの特徴であるクリアで正確なサウンドが得られるのは、このフラットな軸外特性によるものだと言えます