2013年7月29日月曜日

DPAのクリアサウンドの秘密(軸外特性について)

DPA 4011A (単一指向性マイクロホン)
DPAの指向性マイクロホンは、ワイドカーディオイドからショットガンまで多様な製品をラインナップしていますが、いずれも極めて滑らかで自然な軸外特性を備えており、指向軸上はもちろん、指向軸外でも優れた音質が得られます。


例:単一指向性マイクロホン"4011A"の軸上(0度)、軸外(30/60/90/180度)特性
指向性マイクロホンの周波数特性は軸上(0度)ではフラットでも、軸外(30/60/90/180)ではフラットとは限りません。これは、側面および背面からマイクロホンに入る音が、多少とも色付けされるためです。これを「カーテン効果」と呼びます。たとえ側面および背面からの音が減衰しても、やはり全体の音に影響し、音の明瞭度や忠実度が低下します。したがって、マイクロホンを選ぶ場合は、自然な軸外特性を備えた製品を選ぶことが重要です。


指向性マイクロホンにおいてDPAの特徴であるクリアで正確なサウンドが得られるのは、このフラットな軸外特性によるものだと言えます

2013年7月24日水曜日

DPAのプリポラライズド・マイクカプセルとは?

DPA 4041 (無指向性マイクロホン)
DPAのプリポラライズド・マイクカプセルは、48V ファンタム電源からコンデンサーマイクに必要なバイアス高電圧を生成する方式を採らず、カプセルバックプレートとダイヤフラム間に電圧を蓄積する自己電極生成方式を採用しています。

バックプレート製造時に1000V 以上の高電圧を掛け、さらにオーブンで長時間の高温エージング処理をします。その後、ポラライズド電圧を取り外してもバックプレートには230V 以上(ミニチュアマイクでは400V 以上)の電極電圧が残留し、しかもこの電圧は100 年以上永続します。このエージングによりマイクは出荷後も安定した特性が持続するのです。またプリポラライズ方式によりバックプレートとダイヤフラムのスペースを広く取る事ができ、高音圧時(SPL)のピークでも歪みが発生しにくいのが特長です。



なおマイクロホンに供給される48Vファンタム電源は、マイクロホン内のプリアンプとインピーダンス変換機を含む出力バッファーを動作させるために使用されます。
DPA 4061(無指向性ミニチュア・マイクロホン)
※DPA社の全てのマイクロホンはプリポラライズド・マイクカプセルを採用しています。

2013年7月22日月曜日

新製品情報 (ポーディアム・マイク)


2013年夏以降にリリース予定の製品をお知らせ致します(価格未定)。

スピーチや楽器の収音に最適なポーディアム・マイク
左より 
◎ミニチュア・ポーディアム・マイク(30cm) 超単一指向性
◎d:dicate ポーディアム・マイク(30cm)+MMC4011(単一指向性マイクロホン・カプセル)
◎ミニチュア・ポーディアム・マイク(45cm) 超単一指向性
◎d:dicate ポーディアム・マイク(45cm)+MMC4011(単一指向性マイクロホン・カプセル)

(注)以上は2013年7月22日時点での情報となります。正式な発売時に仕様の変更がある場合がございます。予めご了承ください。