2014年9月9日火曜日

DPA d:dicate™ 4006Aレコーディング・マイクロホンの進化。



1982年以来スタジオ・レコーディング・マイクロホンとして世界中で愛用されてきた4006ですが、2011年にモジュラー式としてDPA d:dicate™ (ディディケイト)4006A無指向性レコーディング・マイクロホンへと進化を遂げました。30年以上の歴史をほこる4006について簡単にご紹介したいと思います。

1982年 4006 無指向性プロフェッショナル・マイクロホン

4006
初代4006はB&K社の測定用マイクロホン(130v PSU稼働)のマイクカプセルを48Vファンタムで稼働するように改良し、優れた周波数特性と広いダイナミック・レンジでの収音がコンソールを介して可能となりました。わずか2ミクロンのジャーマンシルバー(洋銀)製ダイアフラムとプリポラライズド(蓄電)されたバックプレートの組み合わせによりクリアで安定した音質を実現しました。

2005年 DPA 4006TL リファレンス・スタンダード・マイクロホン

4006TL
さらにクリアな音質を目指し4006-TL48Vファンタム稼働)が2005年にリリースされました。4011に搭載されていたトランスレスタイプのプリアンプを基に設計されたプリアンプを搭載。4006本来のクリアで安定した音質を踏襲しながらも4006に比べ“より高い感度と広い周波数特性” (15 Hz to 20 kHz ±2 dB)での収音を可能にしました。

2011年 d:dicate™4006A レコーディング・マイクロホン

4006A
2011年にリリースされた最新の4006Aはモジュラー式へと変更され DPA d:dicate™ (デディケイト)シリーズへラインアップされました。最新の技術とパーツを投入し設計された48V稼働のトランスレスタイプのマイクプリアンプを採用。マイクカプセル(MMC4006)とプリアンプ(MMP-A)が分離可能なため、コンパクトタイプ(小型)、ハンギング(吊り用)などのマイクプリアンプを組み合せてご使用いただけますので多様性に優れたハイエンド・マイクロホンの誕生といえます。



 DPA d:dicate™ (デディケイト) 4006A サンプル・サウンド。